散文詩 - 2016
INTRODUCTION
愛やら恋やら、日常の小さな愛情世界を表現する三人展『ふたりなら』(佐藤浩代+青田美香+藤田雅史)で出展した散文詩。
収録作
0.01/センス/夏の道/適切な階層/太陽と青春/病床からの連絡/コンビニスイーツ/甘味/しあわせ1/しあわせ2/友情出演の依頼/好みの女/永遠1/永遠2/金持ちの片想い/ふしぎ/LETTER/退屈しのぎ/悪いこと/木曜午後三時のファミレスで/アイス/四月一日/恋愛/ブラビア/こころ/二十年後の愛とメール/光さす朝/また/ふたりなら
2016年の春夏に書いた散文詩。自由詩。戯曲にしろ脚本にしろ小説にしろ、創作において「言葉」は何かを閉じ込めるための憲兵のように、意味や文脈の見張りのように“配置される”ことが多いのだけれど、そうではなくて、とことん自由に、勝手気ままに言葉を解放(開放)したくて、詩というものを書いてみました。文芸としての「詩」の世界をまったく知らない(評価基準そのものを持ち合わせていない)から、どんなふうにすべきなのかとりあえずアウトラインを知りたくて試しにいくつかの詩集を手に取ってみたけれど、ひととおり読んで結局、なんだ自由でいいんじゃん、と思い至り、好きなように、自分が気持ちのよいように楽しんで書きました。ファミマのジャイアントコーンの詩はけっこう評判よかった。(2019.7.17)
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