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「5月15日のラモン・ディアス」(『フットボールとラブソング』#17)掲載

2020.05.08

 

サッカー小説連載『フットボールとラブソング』(https://football-novels.com/)に「#17 - 5月15日のラモン・ディアス」掲載。1993年5月15日というのは、とても大切な日です。この日付でピンとくる人は、だいたいサッカーが好きな人。Jリーグの開幕戦の日だから。当時はヴェルディ川崎のファンだったので、悔しい一日でもあったけれど。

Comment:

人の一生には節目のような場所がところどころにあって、僕にとってはそのひとつが「1993年」という年です。中学1年生になった12歳の春、Jリーグがはじまりました。ラモスとペレイラが大好きで、百貨店に入っていた「カテゴリーワン」(確かそういう名前だったはず)というJリーグのオフィシャルグッズを扱う店に通い、毎週「サッカーマガジン」を買いに本屋に通い、そして平日はサッカー部、休日も近くの小学校のグランドでサッカーと、とにかく、サッカーを見て、やって、買って、読んで、どっぷり浸かり続けた毎日でした。自分でスポーツ新聞を作って、部活の仲間やクラスの友達に配ったりもしていました。テレビのJリーグ番組はビデオに録画して画面がすり切れそうにになるまで何度も見ました(明石家さんまが珍プレー好プレーみたいな特番をやっていた)。で、1993年の話を書きたいとずっと思っていて、今回、開幕戦で一篇書いてみた、というわけです。書いていたら、いつか1993年だけの物語を書いて集めてみたいなと思うくらい、当時のいろんなエピソードやシーンが甦ってきました。ジーコの開幕ハットトリック、つばはき事件、モネールダンス、トニーニョの飛行機ポーズ、それに、ドーハの悲劇。懐かしいな。5月15日は、知り合いの誰の誕生日でも命日でもないけど、大事な記念日です。