2020.10.22
過日、いつもの美容室に髪を切りに行ったところ、
「藤田くんさあ、ここのサイドの髪、いる? ぶっちゃけ今のスタイルだといらないんですよね。切ってもいいですか?」
と、耳の周辺から首の後ろの部分の大胆なカットを提案されたので、あ、ぜひぜひ、伸びてモシャモシャするとすごくイライラするので切って下さい、とお願いし、見た目の割にかなり通気性が良く、見た目の割にかなりサッパリした髪になりました。
見た目の割に、というのは、外見上は天パがモシャッとしていてそれほど変わらないのだけれど、そのサイドをかきあげると「伐採」と呼んでもいいくらい内部が刈られていて、自分の感覚としてはかなりスッキリ。お店を出るとき、マスクをしたら耳まわりにすっと指が通って、おお、と思わず息を漏らしたほどです。(ようはツーブロックです。)
で、切ってもらっているとき、言われたのです。
「きみ、襟足が若いね。小学生みたいだよ」
自分の襟足なんて見たことがないから、言われてもどういう状態かわからないのだけれど、褒め言葉か貶し言葉か、どちらかといったら、それは褒め言葉。嬉しくなって、「まじですか」「うん、まだ女の子がぐっとくる襟足だね」とさらに褒められて有頂天に。「40歳の男の襟足というよりホント、子どもの襟足みたいだよ」「まじですか。まだいけますか」「うん、いけるいける」。
あなたのチャームポイントは?と聞かれたら、今度から「襟足」と自信を持って答えよう。
そんなこと、人生で一度も聞かれたことないけど。
© 2019. 藤田雅史 – MASASHI FUJITA All Rights Reserved.