リセットと金目鯛。

久しぶりに、雨。『サムシングオレンジ』の発売から半月過ぎて、ようやく今週、いつもの日常が戻ってきた感じです。

いくつかメディア露出の機会をいただいたり、お世話になっている方々やはじめましての方々へのご挨拶が続いたりで、ちょっと地に足がつかない感じというか、むしろ地面がワッショイワッショイしていてその上でオロオロしている感じの時間が長く、こないだの4連休でやっとこさ、ひと息つけた、腰を下ろした、そんな感覚。5月の連休以降は土日もなんやかやで原稿直したり仕事したりしていたので、何の用事もない休みの日は本当に久しぶりでした。のんびり過ごして、車のオイル交換をしたり、海で肉を焼いたりして、リセット。

ありがたいことに、本、たくさんの人が好意的に受け止めてくれているみたい。特に今回は「LARANJA AZUL」の編集長の野本さんが一緒なので、心強く、楽しい。一緒に仕事をしたいと思える人と一緒に仕事をできるのは、働き盛りの時間の過ごし方としては最高に幸せです。まだまだ、もうちょっと、この本が遠くまで届くように、試行錯誤してみたいと思います。

で、今日は秋からの新しい小説の仕事の打合せ。こんなふうに、書いて、かたちになって、また書いて、を繰り返して、「書くことが自分の仕事」と自信を持って言い切れるようになるといいな。書くことだけで生きていくのが自然になるといいな。

火曜日は刺身の日。金目鯛、香りが上品で美味しい。