NIKKI

経費の支給されない取材と、健康。

2021.11.11

 

1111、ポッキーの日。朝から丸一日かけて、珍しく遠出。取材という名目の、でも誰からも経費を支給してもらえない、遠出。

先月の後半の体調不良から、しばらく自宅と事務所とスタバとスーパーを車で行き来するだけの、おとなしい生活をしていたものだから、iPhoneが勝手に計測してくれる毎日の歩数が2,000歩台、3,000歩台くらいの低い数字でずっと推移していて、そんな弱りきった肉体に今日、いきなり17,000歩の試練。

途中からふくらはぎが息絶え絶え、股関節ががくがく。ちょっともうこれ以上は無理だな、というところで、帰ってきました。歩くのは健康によくても、過ぎたるは及ばざるがごとし。歩き過ぎはよくない。でも、久しぶりに公共交通機関にも長い時間乗って、社会に復帰しつつある感じがします。

健康とはなんだろう。ときどきそんなことを考えますが、答えはきっと「現状維持」に集約されるのではないかな。このあいだ読んだ本で、お医者さんが「がんを慢性的な病気にしたい」と言っていて、なるほど、患者側にとっても、確かにそれはそういうことなんだろう、と思った次第です。病気になっても、心を病むことなくずっと生きていられる状態、そういう肉体を維持することを、「健康な状態」と考えた方が、この人生90年とか100年とかの時代は心安らかでいられるような気がします。