NIKKI

ビッグスワン今季最終戦に行ってきた。

2021.12.05

 

日曜日。曇天。午前中、ラランジャの今年の最後の原稿を作って、午後からビッグスワンへ。今季最終戦。

12月のビッグスワンは寒い。試合もあまりホットなものではなかったけれど、田中達也がピッチから退くシーンは胸にこみ上げてくるものがありました。自分が学生のときから現役で活躍していた選手。今日もちゃんと身体が動いていたということは、試合に出られなくてもしっかり身体をつくっていたということ。年齢を重ねた人がそれに相応しい姿を見せることって、本当に大事だな、影響力があるな。特にこういう狭くて生き方の選択肢の限られる世界では。そういう選手が来年いなくなるというのは、目に見えない大きな損失かもしれない。

試合後の最終戦セレモニー、チームを離れる選手がマイクの前でスタンドに語るのをはじめて見ました。選手によって噛みしめる言葉の味がだいぶ違うものですね。ロメロの涙にはぐっときました。高澤の「短い時間でも使ってくれてありがとう」「新潟が大好きになりました」は、これ、文字に起こすと監督やクラブに対するけっこうな皮肉に読めるな、と思ったり。

ところでこのセレモニー、12月の新潟は寒いんだから、スタンドはさらに底冷えするんだから、試合が終わってから20分以上も待たせずに始められないものでしょうか。来賓挨拶とか、いる……? スポンサーへの御礼とか、来年こそは、とか、そういう当たり障りのないコピペ挨拶文は、「HPに掲載します」で十分じゃないかな。スタジアムに行かない人でも読めるし。なんかこう、1万人近いサポーターを寒い中待たせた後に、しばらく退屈な全校集会みたいなことをするのって、今っぽくないというか、スタンドのお客さんの気持ちをあんま考えてないよな、という感じがしました。だって本当に寒かったんだもの。「コロナ感染拡大防止!」とか声高にスピーカーで流すけど、身体冷やすのだってコロナリスク高めるよ。お客さんは、早く選手の心からの声を聞いて、拍手したいんだ。

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