NIKKI

近所のブックストアーめぐり。

2019.06.17

 

週末、こっそり書店めぐり。別にこっそりではないのだけど、気分としての、こっそり。「本」というのは、置かれてみてわかったのだけれど、書店さんによって扱い方、置き方が大きく異なるみたい。

金曜に「もうありましたよー」情報を聞いて「蔦屋書店 新潟万代」さんに駆け込んだら、なんと入り口のすぐ目の前。いきなりに。恐縮至極。ところが土曜の朝に別の某書店さんに行ったら、地元タウン誌の脇にとりあえず適当に置いてみた的にあって少しがっかり。そこじゃないんです…郷土本でも、タウン情報でもなく、文芸なんです。「でもそうだよな…、そんなもんだよな…、置いてもらえるだけ感謝しなきゃ」と自分を納得させつつ、その足で「ジュンク堂新潟店」さんに行ったら、ちゃんと文芸新刊のところにばっちり置いてもらえていて気分は小躍り。

さらに日曜、「くまざわ書店新潟デッキィ」店さんに行ったら、こちらも新刊話題本的なレジ脇のスペースに平積み。POP付きで気分さらに高揚。そのまま意気揚々クルマを走らせ「蔦屋書店 新潟中央インター店」さんに行ってみたら、なんと入り口すぐのとこに平積み。またしてもPOP付き。それも、瀬尾まい子→伊坂幸太郎→池井戸潤→僕の並び。畏れ多いにもほどがある。さらに店の奥の新刊文芸のコーナーに行くと、こちらにもPOP付きで平積み。まじか。二カ所。今度は内館牧子の隣、東野圭吾の斜め前。その場に縮こまって(売れなかったらほんとごめんなさい…)と謝りたい気分。

書店さん、書店員さん、ありがとうございます。

こんな見ず知らずの物書きの本を並べてくれて本当にありがとうございます。ただ全体的に共通して感じたのは「この本、なんだこれ?」という空気感。そりゃそうですよね、「BSNが出版?ニューズラインが流通?そして誰だこいつは」という。自分が書店員ならそう思う。でも、けして怪しい者ではございません。いつか皆さんに自然に認めてもらえるようになれたらと願ってやまない、物書きのはしくれです。本を読んでいただけると、とりあえず悪い奴じゃないらしいということくらいは分かっていただけるかと思います。販売に協力できることあれば協力させていただきますので、ぜひお声がけくださいっ!

そんな週明け月曜日。平台から早々に引き上げられる様を見るのが怖くて書店に行けない…。