NIKKI

出版記念の慰労会。

2019.06.24

 

日曜日の夕方、お世話になっている演劇関係の方々、放送局の方たちとの、出版記念の慰労会。カラオケボックスのパーティールームで、BBQのプロによるバーベキューのフルコースを楽しむという、とても自分では企画できない素晴らしいイベントでした。鶏も牛も肉、美味かった。野菜もキノコも魚もソーセージも美味かった。お酒もだいぶ飲んで、後半はちょっと記憶が薄い…。

本を出してよかったな、と思うことのひとつは、こうして人とのつながりが増えたりより深くなったりしていくことです。これは出版に限らないことだけれど、ひとつ何かをすると、そのまわりで少しずつ何かが変わっていくもの。石をひとつ投げると、必ず何かに当たる。何かが揺れる。波紋のように何かが広がる。

ずっとお世話になってきたけれど久しく会っていない人に改めて感謝を伝えられたり、ひょんなきっかけで新しい出会いに恵まれたり、昔の友人や同級生がそれこそ20年ぶりとかで連絡をくれたり、一緒にお酒を飲む約束やきっかけを作れたり。で、なにより嬉しいのが、そうやって久しぶりに会った人たちの多くが、みんな喜んでくれていること。「うれしい」と言葉にしてくれること。笑顔を向けてくれること。みんなありがとう。

だけどその一方で、この人たちをがっかりさせてはいけない、とも思うわけです。そう思うことが、きっとこれからの自分の仕事のモチベーションのひとつになるんだろうなとも感じるのです。なるほど、こうやって人は成長を強いられていくんだな、と。人の感情と行動の仕組みを学びました。こういうことを学べるのも、やっぱり、何かする、という具体的な行動を起こしてこそなのですね。

ところでカラオケボックスのパーティールーム。歌の苦手な僕が一曲も歌わないのはもちろんのことですが、歌い放題だというのに、誰ひとり歌わなかった。歌う必要がないくらい、みんな楽しく時間を過ごせたと思えば、「慰労会」は、38歳の初夏の「思い出」へと昇華するのです。感謝。