NIKKI

事務所クッキングのはじまり。

2019.12.19

 

これまで、平日の昼間はずっと外食だった。元々、「お弁当」というものがあまり好きではなくて(だってあれは基本的に前の日の残り物の詰め合わせだ。しかも冷たい)、定食屋やラーメン屋、中華料理屋に出かけて済ませていた。

ところが、先月、よく行くラーメン屋でとてつもなくむごい仕打ちを受け(前回の投稿参照)、さらに行きつけの中華料理屋が消費税率引き上げとともに一気に値上げを断行したのもあって、「いつもの外食」にウキウキするものを感じなくなってきてしまった(しかも件のラーメン屋が年末でトッピング無料のサービス券を終了するという!せちがらい世の中だ)。かといって新しいお店を開拓するのも面倒くさい。だったら自分で作っちゃうか、とふと思い立ったが吉日、最近、Amazonで何も考えずにHI調理器と年少さんくらいの背丈のコンパクトな冷蔵庫を買った。

以来、週3くらいでお昼を自炊している。時間がもったいないので手の込んだものは作らず、だいたいホイル焼きか焼きそばをパパッと作るのだけれど、自炊をしてみてその安さに驚いている。マルちゃんの焼きそば、3食入りで198円。それに1/4キャベツ、人参一本、もやし一袋を買えば、野菜は200円程度で3食分をまかなえる。あとは肉だけ近くのスーパーに買いに行き、それでも小間切れの県産豚肉100gで150円程度。合計すると1食あたり300円未満。スタバでお茶を飲むより安い。

ここに、豆腐とか、トマトとか、サラダの小パックとか、ヨーグルトとかを買い足しながら、1食500円以内で過ごせている自分はなんて経済的なんだろう。感動すら覚える。それに、料理(というほどのものではないけれど、野菜を切って炒めて皿に盛ってという一連の作業)は、仕事にとってもいい気分転換になる。

2ヶ月くらい前に、妻がいないとき自宅で子どものためにチキンライスを作った。チキンライスくらい朝飯前、のつもりだったのに、見事に失敗した。べちゃべちゃで、味も悪く、ひどい出来だった。当然子どもたちからも不評だった。よし、事務所でイチからチキンライスの作り方を学び直して、いつか家でリベンジしよう、と今、思っている。なんならオムライスにしてやろう、ものすごいケチャップアートで演出してやろうとまで思っている(娘はタマゴアレルギーなので、これは思うだけで終わりそうだけど)。

それにしても1食500円でお昼が済むというのは素晴らしい。それまで平均1食千円くらいを目安にしていたので、自炊をすれば毎日500円が浮く計算だ。ところがどっこい、HI調理器と冷蔵庫を買ってから、競馬で負け続けている。この世界はうまくバランスがとれている。せちがらい世の中だ。今週末は有馬記念だ。