NIKKI

はじめての指定場所一時不停止。

2020.06.12

 

朝から調子のいい日、というのがときどきあって、今日がまさにその日でした。

朝、『フットボールとラブソング』の原稿をアップしてひと息つき、もうひとつ大きめの(そしてちょっとプレッシャーとストレスのかかる)仕事が一段落して安堵し、それらを含めてこれまで重なっていたいろいろな案件がこの二、三日でようやく片付いていって、昼食に食べた大戸屋の「もろみチキンの炭火焼き定食」がやけに美味くて機嫌よく、さーて、午後は少しネジを緩めて働くか、と思っていた矢先。

よい状態というのは、だいたい、何者かに邪魔される。

午後2時23分。娘を迎えに幼稚園に行った帰り、いつもの道のいつもの角、ウインカーを出して車をういんと右折させたら…。

ウーーーホワンホワンホワン。背後からゆっくりと近づいてくるミニパト。

「一時停止のところ、止まりませんでしたよね」
「止まったつもりなんですけど」
「止まりきれていませんでしたね」

生まれてはじめて、「指定場所一時不停止」で切符きられました。

これ、本当に嫌味のひとつでも言いたくなるもんですね。でもうまいのが思いつかずに、「早くしてください」とかすかに反抗するにとどまり、忸怩たる思い。警官三人に囲まれたらもう逃げようがなく(逃げるつもりもないけど)、誇らしきゴールド免許は次回更新時に色が変わってしまうそうです。ムカつくからさっさと支払ってしまおうと思って、お金を下ろして郵便局へ行ったら、「すいませーん、もう納付できる時間終わっちゃってて」。踏んだり蹴ったり。

「反則金相当額」は7,000円。週末の競馬にこれをつぎ込み、倍にしてなかったことにしてやる!

いつかは、一時停止無視で警察につかまっても、心乱さず、菩薩のような顔で、にっこり笑ってウフフと気持ち悪く7,000円支払える男になりたい。