NIKKI

58歳までの時間。

2020.07.05

 

昨日、久しぶりに叔母に会って、お昼を一緒に。施設に入っている95歳のおばあちゃんの話の流れから、いずれ自分たちも施設に世話になる日が来る、みたいな話になって、叔母やうちの母の世代はもう笑ってられない、でもそんなこと言ったらこっちだって…とぽつぽつ話ながら、なんだかしみじみとした気持ちになったのは、うちの父が亡くなったのが58歳と、とても早かったから。

「うちは58歳だったからなー」そう言ったら、叔母も、「うちの旦那も自分の父親が亡くなった年まで、ってのは話してた」と。「男の人って、親の年齢までって気持ちがどこかにあるんだね」と。うん、なんかあるような気がする。

58歳でこの世を去るとしたら、僕にはあと18年しか残されていない。後悔せずに生ききるのは無理だろうな、と思う。で、そう思うと、58歳で死んだ父は、自分の人生に満足して死んでいったわけではないな、と。誰と、何をして、どんなふうに生きていくか、というのは、選べるようで、選べない。

やっぱり58歳は早すぎる。おばあちゃんみたいに長生きしたい。

この数日、毎晩寝る前にWOWOWのドラマ『石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』をAmazonプライムで見ています(二度目)。北村一輝が素晴らしい。夜までとっておこうと思っていた最終回をついさっき、我慢できずに見てしまったから、今夜からどうやって無聊を慰めよう。