NIKKI

いい加減、本棚が欲しい。

2020.07.13

 

締切が立て込み、心も乱した先週の大波を乗り切って、今週は比較的楽な、ゆったりめの週。

この一週間、家に帰ったらご飯食べてお風呂入って、できるだけ何も考えずに(考えると疲れるから)本を読んで寝る、ということをずっと繰り返してきて、今朝、気づいたら枕元に文庫本や漫画や雑誌が散乱していました。本を読むには本がないといけないから本を買うわけで、買うと増えるわけで、増えたら収納すればいいのだけれど、残念なことに、我が家には本棚がない。(正確には、妻用と子ども用はあるが僕用はない。)

積み上がっていく本は摩天楼のごとく高層のビル群となり、竣工時は「これ地震来たらやばいっすね」という危機感を持っていたものの、どんな田舎者でも東京に暮らして3年も経てば都会の景色に慣れるように、「やばい」の感覚もいつのまにかぬるくなって常態化。でもやっぱ、薄っぺらい芥川の文庫くらいなら頭の上に落ちてきても大丈夫だろうけれど、ハードカバーのニール・サイモン戯曲集に直撃されたらちょっと確かにやばい。いい加減、本棚を買い求めなくちゃいけない。だけどどうせ収納するなら全部きちんと収納したいし、でもそんなスペース、今の狭い家にはないし、じゃあ事務所か。みたいなことを延々と考え続けてここまで生きてきました。

で、そろそろいい加減、ほんとに本をなんとかしよう、と今朝、決意したところです。

でもな、そんなスペース、今の狭い家にはないし。じゃあ事務所か。でも事務所は事務所でこれ以上収納スペース増やせないし。それかいっそのこと、事務所の建物の空いてるフロアを借りて書庫を作っちゃうか。あ、それいいかも、お金かけちゃう? そうしちゃう? 最近気分が塞いでばっかりだから、気分転換にもいいかも!と考えはじめたら楽しくなってきて、ジュンク堂まで行ってインテリア本を立ち読みしてきた月曜の午後。ゆとりがあると、新しいことに目を向けられるから嬉しい。