2020.10.14
ちょっとした勉強というか、仕事に役立てるための記録、分析、絞殺……じゃない、考察、をするために、久しぶりにノートを買いました。NOLTYのA5サイズの「ログタイプ」と名付けられている3.5mm方眼の、ページ毎に日付とタイトルを残せる、日々の記録に適した感じのものを。
学生のときからノートを買うのが好きで、気に入ったものを見つけると衝動的に「こんなにいい感じのノートがあれば、きっといい感じのアイディアが浮かぶに違いない」と脳味噌が誤作動を起こし、思い込みに従ってあれよあれよという間に財布を開いて買ってしまう、ということを繰り返してきたせいで、事務所や実家には、いろんな種類のノートがあります。
問題は、そのほとんどが「ほんの数回使ってそのまんま」という、数ページめくるとあとは全部白紙の状態で残されていることです。
無駄なことしてきたなあ……、やっぱりコツコツ勉強するのは性に合わないんだよなあ……と三〇代を過ぎてからようやく自覚し、それ以来、まったくノートを買わなくなりました。
時を同じくしてMac Book Airを使いはじめたので、「書く」という行為は筆記からタイピングにかわり、消耗品はほぼほぼASKULで済ませるようになって、ノートを買う以前に、そもそも文房具屋に足を運ぶことがなくなりました。
で、先日、冒頭のNOLTYのノートを買うために久しぶりにちゃんとした目的を持って文房具屋に行って、そしてそのノートにスクラップ的に紙片を貼りつけるために、生まれて初めて「テープのり」というものを一緒に買いました。
僕が学生だった当時、テープのりは普通にあったのだろうか。なかったような気がする。それなりに真面目に授業中にノートをとっていた中学生のときは、プリントやコピー用紙を貼りつけるのにスティックのりを使っていました。両面テープのときもあったし、面倒なときはセロテープでした。どれを使っても、ノートにでこぼこができるのが気にくわなかった。
だから、つーーーと動かして、ぴっと切って、ぴたっと貼って、しかもノートの裏側がまったくシワシワにならない、テープのりの便利さ、快適さに、今、感動しています。
しかも、強粘着のもの、一度貼ってもまたはがせるもの、貼ったばかりは一時的に貼り直せるもの、スタンプ式に使えるものなどなど、種類も豊富。
買ったのは、コクヨのデザインがスッキリとしている、標準的なやつ。実際に使ってみて、ほんと、接着面のノートの裏側がでこぼこにならないことに、ものすごく気分をよくしています。ただ、自分の字の汚さに、ものすごく気分を害しています。
そんな秋。勉強の秋。
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