2022.06.23
木曜日。曇り。じめっとした、いかにも梅雨の季節の一日。暑い。
親戚のおじさんが亡くなって、今夜、通夜。二年前に亡くなった祖母の姉弟で、実家が歩いて5分くらいの近所だったので、子どものときから何か集まりがあるといつも一緒にいた、おじさん。最初の本を出したとき、わざわざ電話をくれてすごく嬉しそうに褒めてくれた、おじさん。施設に入ってから、この春、一度だけ会いに行けた。会いに行けてよかった。
お通夜の前に片付けなきゃいけない仕事がふたつと、夕方、小学校の環境育成部の部会があって今日はちょっと慌ただしそう。とりあえず朝のうちにひとつ仕事を片付け、少し余裕ができたので事務所のまわりを散歩。散歩するときはいつも音楽を聴きながらなのだけれど、今日はどうも言葉を耳に入れたくない気分で、むしょうにピアノの硬い音が聴きたくなって、久石譲の『ENCORE』。1曲目がsummerのやつ。こういうとき、ピアノだけの音楽はすっと身体に入ってくる。落ち着く。言葉じゃないんだよな、と思う。言葉を大切にしているつもりだけれど、ときどき、こういう、言葉なんてあんまり役に立たないんだよな、というときもある。でも何かにすがりたくて、ああ、芸術ってこういうときのためにもあるんだな、とふと思いついたり。
さ、次の仕事にとりかかろう。穏やかに。
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