2019.06.19
地震。お風呂でサスペンス小説を読んでたらミシミシと横揺れ。お、けっこう揺れたな、これ震源どこだろう、が最初に思ったこと。とりあえずもっと大きいのくるかもしれないし、全裸はなにかとまずいので風呂から上がって服を着る。
おもてでサイレンと津波注意報のアナウンス。テレビがつかなかったので、スマホでNHK。山形から能登にかけて地形に沿ってかなり広範囲に黄色の帯。警報レベルではなく、揺れもそんな強烈ではなかったからここは大丈夫だろう、と思うも、おもてに出るといつも静かな家の前の道を車がひっきりなしに往来。着の身着のまま歩いて避難する人多数。
我が家は海にも川にも近く、しかも坂の下にあるので、とりあえずスマホと財布を持って一家で坂上の高台に避難することに。高台のマンションの友人宅にしばらくお邪魔して、ひと安心。しばらく経って、津波第二波の速報とかないしとりあえずもう大丈夫じゃない?ってことで坂を下りて帰宅。いつもはスピードがついて危ないなあと感じる急坂が、こんなときは頼もしく感じる。
津波、に関していうと、避難者の立場になって実感したのは、ネット見てもテレビつけても(友人宅でようやくテレビ見れた)有益な情報というか、咄嗟の判断の正確性を高めてくれるような情報が皆無なこと。ざっくり「たぶん大丈夫だけどもしかしたら危険かもしれない」としかわからない。沿岸部のライブカメラを自由に切り替えてスマホで見れるとか、雨のメッシュ予報的に津波の被害予測がわかるとかってできないのかな。地形は決まっているんだから海水の流入量ごとの被害想定とかできそうな気がするんだけど…。あと、モバイルバッテリー常備しなきゃ。
そんな地震の夜。揺れや不安の記憶が「体感」として新鮮なうちに、今後のためにいろいろ想定しておいた方がいいなと思いました。寝不足。
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