NIKKI

今年も健康本ブームがやってきた。

2019.07.15

 

ここのところ健康本を読み漁っています。数年前から年に一、二度、健康本ブームの波があって、今がちょうど今年のそれ。ブームが来るたびに読んだ本から影響を受け、糖質制限をはじめてみたり、散歩をはじめてみたり。とりあえず目下のところ自分の肉体に「不健康」を感じていないのは、このときどきやってくるブームの度に生活習慣が少しずつ改善されているからではないか、と思って(思い込んで)いる次第です。

二年前からはじめた糖質制限は、お昼ご飯を食べた後で「眠くなる」「だるくなる」「やる気が起きない」のを解消することが目的でした。血糖値スパイクなる、糖質による血糖値の急上昇→急下降が諸悪の根源だろうと踏んで。最初、完全に糖質を断ったら驚くほど体重が落ちました。快適でした。糖質制限いいぞこれ。そう思って続けていたら、あるとき、平熱がぐっと下がっていることに気づき、やりすぎはだめだ、と思い直して、「糖質ほどほど制限」に軌道修正して現在に至ります。

糖質はまあまあ摂る。では血糖値の乱高下を抑制するにはどうするか。その問題をクリアするためにはじめたのが散歩でした。軽度で継続的な運動は血糖値のバランスをよくすると読んだから。お昼ごはんを食べてから、近所や川沿いを30分~1時間歩く。音楽を聴きながらできるだけ気分よく。そうすると、散歩程度ならそれほど身体は疲れないし、頭の中がいい感じに整理整頓されて、午後の仕事にスッと入っていける。なにより「だるい」がなくなる。

そんな感じで糖質ほどほど制限と散歩を中心に、人工甘味料などの食品添加物を極力摂らない、食事は野菜から食べ始めて糖質を後回しにする、といったことをこの一、二年、意識して続けてきました。

で、今回の健康本ブーム。上記の生活習慣に新たに加わりそうなのは、脂質に気をつける(摂るべき脂質はしっかり摂るが、あまりよくない脂肪は減らすというメリハリをつける)、腸内環境を意識する、できるだけ多くの栄養素を摂る、空腹になり過ぎないようほどよく間食を摂る(ナッツ、甘栗、干し芋など)、タンパク質はしっかり摂るなどです。あんまり「これは食べちゃダメ!」みたいなのを増やすと、それはそれで窮屈なので、食べたいときは食べたいものを食べてよし、という緩さはちゃんと残しつつ、そっちに傾きすぎないようにバランスをとりつつ。

そう、健康本を読むのは結局のところバランスが大切。主張は本によってだいぶ異なるし、年々トレンドも変化するので、共通する部分は積極的に取り入れ、そうではない部分は自分の身体的直感にまかせる、というのがいいのかなと思っています。極端な健康マニアにならないようにほどほどに。ちなみに健康本から得た情報ですが、静岡県掛川市は男女とも健康寿命が長いそうです。お中元をくれる方、お茶のティーバッグをください。