NIKKI

30と70のあいだを行ったり来たり。

2020.04.10

 

自分の行動については、自分で判断しなきゃいけない。責任もとらなきゃいけない。当たり前のようで、でも、いざそういうことを意識して行動しなきゃいけない世の中になってくると、「正しさ」の判断というのはいつも「ゼロか百か」というわけじゃないから、うーん、どうしよう…と、立ちすくむことがけっこう多いです。

3月の上旬からずっと外食を控えていて、平常時であれば外に食べに行く平日のお昼も、作り置きでなんとかしていたのだけれど、ちょうど一週間分の作り置きのストックがなくなった金曜日の今日、久しぶりに定食を食べに近所のお店に行きました。マスクして。

昼どきでしたが、お店の中のお客さんは以前よりちょっと少なくて、やはりみんな、(食べるときはもちろん外すけど)マスクをしていました。飲食店は、お客さんがウイルスを持ち込めば、お店の人が感染者になる確率は高いだろうし、お店の人が感染者になれば、お店の空間全体がもうリスキー極まりない三密空間になるわけで、口に入れるものを商品として扱っている以上、店を開けること自体がもうほとんどギャンブルといっていい。でも店を開けなければ路頭に迷うに決まっていて、なるほど、保障なき自粛要請には限界があるな、と、注文した定食が運ばれてくるのを待ちながら、実感として、巷間叫ばれていることに納得。

外食をずっと控えていたように、仕事の打合せもできるだけ控えていたのだけれど(この2週間は対面での打合せをすべて断るか、チャットに変更)、今日は2つ、僕が足を運ぶかたちで打合せの予定が入っています。打合せをしないと、仕事にならないんだ、これが。

緊急事態宣言の出ている地域であれば、互いに「だめじゃないか」という意識が働くのでしょう。でも、まだ警戒しているようで警戒心のユルい、こういう地方の街では、「だめじゃないか」と意思表示することが、いいのかどうか微妙、という段階です。「ゼロか百か」ではなく、「30と70のあいだを行ったり来たり」みたいな感じ。

とりあえず今日の2つの打合せが済めば、しばらくアポイントメントは入っていないので、今後は「打合せはメールかチャットでやりましょう」とするつもり。ビデオチャットはどんなテンションでどこを見て話していいかわからず、苦手なのでいやです。