2021.05.14
ウェブサイト『フットボールとラブソング』で、新作短篇小説「二〇一四年、国立競技場」を公開しました。
#29 - 二〇一四年、国立競技場
At National Stadium in 2014
https://football-novels.com/2048/
「国立競技場」といえば、まず思い浮かぶのは改修前の国立のスタンドから見る景色です。なだらかなすり鉢状の傾斜、風格のあるメインスタンド、トラックに囲まれて少し遠く感じるピッチ、まぶしい西日、チアホーンの音。90年代前半にサッカーと出会った僕にとって、五輪のためとはいえ「聖地・国立が壊される」というのはけっこうショッキングなニュースでした。コロナ禍の東京五輪で世の中が大いにもめている今、ふとなくなった国立競技場が懐かしくなり、今回は選手ではなく、「サッカーのある風景」をモチーフに書いてみました。
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