NIKKI

何をぶつぶつ呟いているかと思えば。

2021.11.15

 

雨の月曜日。朝から原稿仕事、午後はラランジャの仕事といくつかの週明けの雑務処理。

最近、小3の息子の興味関心が多方向にベクトルを伸ばしはじめて、親としては喜ばしいことなのですが、その一方でちょっと焦りも感じはじめました。彼はもともと歴史が好きで、戦国時代とか幕末とか、派手な時代の本を読んでは、学校から支給されるiPadにまとめたり、自由帳に武将の絵を描いたりして、親的には「城めぐり」を口実にいろいろ家族で遠出ができて楽しいな、時代ものの映画を一緒に観に行けるな、くらいな感じだったのだけれど、こないだ、本屋で「好きな本買ってあげるよ」と言ったら「仏像入門」をリクエストされたり、学校の図書館で借りてきた本をのぞき見したら「漢詩」だったり、何をぶつぶつ呟いているかと思えば孟浩然の春暁だったり。ダイニングテーブルでその五言絶句をおもむろに筆ペンで書きはじめたり。知識量ですでに親を追い越しはじめていて、なんとか追いすがるのがやっと。このままだと確実に負ける。やばい。大人のふりして知ったかぶりをするみっともない父親になってしまう。