2022.10.18
火曜日。くもり時々雨。今にも降り出しそうでなかなか降り出さない雲。
最近、寝落ちのために、U-NEXTで夜、映画を見ているのですが、『ウディ・アレン VS ミア・ファロー』なかなかすごいです。できるだけ中立的に見ようとは思うけれど(ウディ・アレンの映画大好きだから)、ウディ……まじか……と感じる部分が多々……。
芸術家の不祥事やスキャンダルが明るみになる度に(それが法に触れる悪質なものだったりする度に)、芸術家のパーソナリティと作品は別物か、みたいな話になって、僕としてはどちらかというと「別物と考えていいでしょう」むしろ「『もう見れない/聴けない』とか何なの?」という意見だったのですが、このシリーズを全部見た後で、じゃあウディ・アレンの作品を前と同じ気持ちで鑑賞できるか、となると、「だいぶ変わるな……(あるいは前に戻るのにだいぶ時間かかるな)」という感じ。
別物か別物じゃないか、といわれれば今も別物だと思うし、その根拠も自分の中にあるのだけれど……。こうなったら、楽しみ方の角度が増えた、と思うことにしよう。「こういう人が作った作品を楽しむ」というのは、ただの観客として、罪でも、責められる行為でもない、と思っています。むしろそこに、今まで感じられなかった味わいを……(みたいなことも、もう言っちゃいけない世界なのだろうか。汗)
ウディ・アレンに100%のシリアスは似合わない。
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