NIKKI

特別定額給付金がやってきた。

2020.06.22

 

今朝、銀行のアプリで残高を確認したら、どどん、となぜか数字が増えていて、うわわわわ、と欣喜雀躍。何事とかと思ったら例の「特別定額給付金」でした。ありがたく頂戴して、これは「積極的に使うべきお金」と認識し、日々の生活のため、これからの暮らしのために、きっちり消費しようと思います。ひとり10万円という金額はなかなか使い出がありますね。

今回のコロナ禍のなんとか補償やらなんとか給付やら、いろいろ助成されたり、免除されたり、特に僕らのような個人事業主の中には、取りっぱぐれがないようにアンテナを常に張り巡らせている人も多いようですが、ちっともそういうのを調べようという気が起こらないのは、なんでだろう。

考えてみるに、コロナによる損害がほとんどないから(本当はあるのかもしれないけど、目に見えない)、ということの他に、自分の「金遣い」のバランスが崩れるのがいやだからというのが大きい気がします。

これ、競馬をやっている人はよくわかると思うのだけれど、レースの度にいつも一定額をある程度決まった自分なりのルールで賭けているのに、あるときポンと自由にできるお金が入ったりして(あるいは思いの外高額な払い戻しを受けたりして)、いつもと違うレートでお金を使うと、だいたい良いことがないのです。どかんと賭けてどかんと負ける。そして、お金を使うことのバランスというかリズムみたいなものが崩れて、それを取り戻すのに苦労するのです。

瓢箪から駒みたいなお金が入ってくることは、嬉しいけれど、それによってこのリズムを乱すと、後々、損をすることもある。(だいぶ前の話だけれど、結婚式関連の大きな金額の見積を見慣れてくると、5千円が5百円くらいの価値にしか感じられなくなって、平気で千円単位切り捨ての感覚になっていました。で、その感覚が日常を侵食して、気づけばすごい浪費をしていた、みたいな感じ。)

肝に銘じよう。とそう思いつつ、でもこれでとりあえず欲しかった漫画の全巻セットを買おう、と早くも帰りに本屋に寄る気でいる、特別定額給付金振込当日の夕方。ジュンク堂かな。