2020.07.15
雨です。今年の梅雨は梅雨っぽい梅雨です。同じ漢字を三つ並べると、少し、ゲシュタルト崩壊感があります。
どしゃぶりのとき、傘を差して駐車場まで歩き、そこで車に乗り込む場合、どのような順序で傘を閉じて車に乗り込めばいいのか、40年近く生きてきて未だにわかりません。運転席のドアを開け、傘を閉じて、乗り込んで、ドアを閉めるのが正しいのか、運転席のドアを開け、乗り込んで、傘を閉じて、ドアを閉めるのがいいのか。
前者の場合、傘を閉じた瞬間から乗り込むまでの間に濡れます。必ず頭のてっぺんから雨を浴びます。だから、後者のやり方で、運転席に座るまで傘を開いたままにして、座ってから開いたドアと車体の間で傘を閉じる、というのをこれまでやっていたのですが、そうすると、閉じた傘をどうするか、という問題が起こって、座ってから閉じた傘を助手席に動かす際に、濡れた傘が右から左へ、太腿の上を通過するので、ズボンが必ず濡れるのです。(断っておくと、運転席に傘を置いておくのは、運転するときに非常に危ない気がするのでしたくない)。みんな、どうしているんだろう。何が正解なんだろう。
ところで雨の日、スーパーやお店に駆け込むと、自分だけが他人よりもずぶ濡れになっているような気がするのは、気のせいでしょうか。ただの自意識過剰でしょうか。
© 2019. 藤田雅史 – MASASHI FUJITA All Rights Reserved.