2020.08.04
8月。梅雨が明け、車のエアコンも直って(修理費かなり高かったけど!)、突発性難聴もただの疑惑にとどまり、ようやく夏っぽくなって、気分新た。
朝早く、事務所で細かな事務仕事を片付けてから、原稿のプロット作りをするべくスタバへ向かう車の中で、モリコーネの『海の上のピアニスト』のサントラを久しぶりに聴いていたら、ピアノの曲の音粒が弾ける水滴のようで心地よく、まるで子どもがプールの冷たいシャワーで遊んでいるみたい。夏にはやっぱり夏にしか感じられない感覚ってあるよなあ、やっぱり四季があるっていいなあと思ったり。(ちなみに曲は「Study for Three Hands」。3手のための練習曲。)
今日から、「半仕事・半主婦」のような生活がはじまります。家庭で半年くらい続いているゴタゴタがあって、これからしばらく、午前中は原稿仕事、午後は雑用仕事とクライアントワーク、それが済んだら夕方から主婦(主夫)、みたいな暮らしが続くことになりました。原稿仕事はできるだけ朝、集中力と精神力が充実しているうちに取り組んで、お昼を過ぎたら力を抜いて、あとはゆるゆると。子どもを迎えに行って細々した家事をやりながら、家族の夕飯作り。そんなイメージです。
なんというか「労働」をやめて「暮らし」を取り戻すような感覚。自分の時間を守るのも大事だけど、案外そういうのも、なんかいいじゃないか、と割り切って。どうせなら静かに美しく暮らしたいけれど、子どもがいるとそうはいかないのよね。使えるお金も限られているしね。
ペースがつかめてきたら、絵も描きたいな。そろそろ髪も切りたい。最近は加藤陽子さんの日本近現代史の本を読んでいます。欧州CL、シティvs レアルが楽しみ。あ、でもサッカー見る時間がないかも…まずいな…。「Study for Three Hands」というさっきの曲タイトルが、なんか、別の意味に感じられる。
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