NIKKI

しばらく、ぬるいサイダー・デイズ。

2023.05.15

 

5月。曇空の朝。ぼんやり。気の抜けた炭酸のような、この一週間。

GW明けに『Things』で作る新しい雑誌『Things Magazine』の入稿が終わって、その翌日に延び延びになっていた内視鏡検査が終わって(ずっと体調がいまひとつだった)、その翌々日にボツった原稿の(依頼側との)話し合いがあって、なんかマルチなストレスからの解放でほっとひと息ついたところ。気持ちが弱っているのか、すぐに切替、とはいかず、まだしばらく、このぼんやりはちょっと続きそうな感じ。小さな仕事を細々こなしながらの、ぬるいサイダー・デイズ。

昨日、NHKニュースで久しぶりにJリーグの映像を見ました。それは「Jリーグ30周年」の記念試合が行われた、というもので、30年、の時間の経過にため息。30年経っても、自分はあまり何も変わらないな、ということに今さらながらちょっとびっくりしてしまった。打ちのめされてしまった。ジーコ、アルシンド、サントス。あれから30年か。リネカーもいたなあ。

弱っているときこそ、できること、というのもあって、『フットボールとラブソング』の連載をいったん終了しました。サッカー小説の本を出したい、と思ってはじめたことなので、その目的はまだ達成できず(思わぬ角度から『サムシングオレンジ』という達成のしかたはできた、というのはあるけれど)、なんとかならないかな、とちょっと悔しい思いを残しながらではあるのだけれど、とりあえず情熱が消える前に一度足を止めることにしました。ほんと、なんとかならないかな。

弱っているときこそ、できること。それをしばらく。